• まとめ
  • 表紙
  • ①理解

「等比数列」とは

隣り合う数の比がいつも等しい数列のこと。

漸化式

$\displaystyle \frac{a_{n+1}}{a_n} = r$

用語

$r$ を公比という($r>0$, $r \neq 1$).

A. 一般項

$a_n=a r^{n-1}$

B. 和の公式

$\displaystyle \sum_{k=1}^n ar^{k-1} = \frac{a(r^n-1)}{r-1}$

C. 等比中項の関係

$a$, $b$, $c$ がこの順で等比数列であるとき,$$b^2 = ac$$

ポイント解説

$1$, $2$, $4$, $8$, $16$, $\cdots$

・漸化式:$a_{n+1} = 2 a_n$
・一般項:$a_n = 2^{n-1}$
・和の式:$S_n = 2^n-1$

B

$S_n= a+ ar +\cdots + ar^{n-1}$ と等比数列の和を $S_n$ と置きます。$rS_n - S_n = ar^n - a$ が成り立つことからBは導出できます。

C

$\frac{b}{a} = \frac{c}{b}$ という「比が等しい」ことと同値です。

等比数列の和の公式

等比数列 $\{a_n \}$ の初項を $a$, 公比を $r(\neq 1)$ とします。

この等比数列の初項から第 $n$ 項までの和は次の公式でした。

$$\sum_{k=1}^n r^{k-1} = \frac{r^n-1}{r-1}$$

この形を基本とします。次のように少し違う形であるときの、計算テクニックを伝えます。

①公比の指数

$$\sum_{k=1}^n r^{\square} = r^{\triangle}\sum_{k=1}^n r^{k-1}$$

②初項の番号

$$\sum_{k=\square}^n r^{k-1} = \sum_{k=1}^n r^{k-1} - \sum_{k=1}^{\square -1}r^{k-1}$$

③末項の番号

$$\sum_{k=1}^{\square} r^{k-1} = \frac{r^\square-1}{r-1}$$

まとめ

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